FXを本格的に始めるには複数の口座を持つことが一般的になっています。そのメリットはいくつかあるのですが、よく挙げられるのは「システムトラブルによるリスクに対してのリスクヘッジ」「情報源の豊富さ」になります。

FX会社は相場急変などによるシステムトラブルで一時的に取引不可になる可能性があります。例えばあるFX会社で買いポジションを持っているときにシステムトラブルが起き、決済ができなくなったとします。もしもここで急な下落が起こったとしても決済ができないので損失を止めることができません。しかし、別のFX会社の口座を用意していれば、同じ通貨ペアの売りポジションを建てることでリスクヘッジが可能になります。

また、FX口座によって情報の種類、量、質は様々です。FXにおいて情報というのは重要な要素になります。情報が多いほど判断材料は増えて、良い取引ができるようになるので、情報収集のためだけに複数口座を登録するという方もいらっしゃいます。

他にも、FX会社によってスワップポイント、取引ツール、通貨ペアなどが異なるので、複数の口座を使い分けることができれば、より効率よく利益を出すことができるはずです。

しかし、ひたすらに複数の口座を作れば良いというわけではありません。口座を作るほど証拠金は必要になりますし、確定申告の際にも手間が増えてしまいます。 自分の取引スタイルに合わせてスキャルピング用、デイトレード用、スイングトレード用、スワップポイント用、など、自分に必要な口座を作るようにしましょう。