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FF金利とは英語で「Federal funds rate」と呼ばれ、アメリカの政策金利になります。
連邦準備制度(FBS)に加盟している銀行がアメリカの中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)に預けている無利息の準備金のことであり、米ドルを扱うならば特に注目すべき政策金利です。
それではなぜFF金利のような政策金利がFXにおいて重要になるのでしょうか。一般的に金利が低い通貨ほど売られやすく、金利が高い通貨のほうが買われやすくなります。これはスワップポイント があることからもわかると思います。さらに買われやすい人気の通貨は需要と供給のバランスにより価値が高騰します。つまり金利が上がる→買われやすくなる→価値が上がるというような流れで、金利政策が為替レートの動きに直結することが分かると思います。よって投資家は各国の政策金利に注目しているというわけです。
また、アメリカはGDP世界一位の経済大国であり、米ドルは最も取引量の多い通貨です。そのため、米ドルは他の通貨にも影響を与えます。2008年に起こった「リーマン・ショック」がその例でしょう。つまりアメリカの大きな金融政策であるFF金利に注目することは世界の為替レートの動きに注目することにつながります。世界の金融政策について調べるのであれば、まずFF金利についてチェックする方が良いでしょう。